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rickdom

東京とチェンマイを行ったり来たり

ベルハー初見の人の感想 その1

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12月22日ワンマンの詳細も無事決まったBELLRING少女ハート
www.brgh.tokyo


とにかく一人でも多くの人に見てほしくて友達をライブに誘いまくってるんだけど、今回は許可を得て見てくれた人の感想を公開します

まずは有料メルマガ評論家 渡辺文重君の感想

10月28日(金)に目黒鹿鳴館で行われた「STOCKHOLM」で初参加しました。
仕事の都合で入場したのは20時10分。「開演が遅れていれば……」と思ったのですが、そんなことはなく、すでに会場は盛り上がっていました。2曲目ぐらいですかね。
いつも参加するライブだと、3曲目ぐらいでMCが入るのですが、そういうのは一切なし。ひたすら彼女たちは歌い続け、前方の観客もそれを当然のことと受け止め、さまざまなモッシュを繰り広げていました。
やっとMCになった時、時計を確認したら20時50分。一応パフォーマンス終了ということなのか、彼女たちはステージを下がりますが、「アンコール!」の声も出ないうちにパフォーマンスを再開。「プロミスか!」と心の中でツッコミを入れましたが、そこから40分間ノンストップ。めちゃくちゃ疲れましたが、とても楽しかったです。
アイドルのイベントなので、ライブが終わって後はチェキ会です。物販の人に「何か買うんですか?」と聞いたら、「今回は直接現金を渡してください」と言われたので、汗をぬぐってから甘楽の最後尾に。
特に理由はないです。甘楽は、お金を渡すタイミングとかで、私が初参加と察してくれた様子。あまり目が良くないことに加え、照明も暗めなため、後方からだと顔とかは確認できなかったのですが、間近で見ると、かわいいですね。また行こうと思いました。

彼は声優ヲタで声優系のライブにはたくさん行ってる人なんだけど、地下アイドルは体験がなかったみたいで、まずまず楽しんでくれたようでうれしいです

つぎにほぼ音楽ライブというもの自体行ったことがないというけしごむ君の感想

こくまろさんがあまりに必死にすすめるので、ベルハーを観に行った。

結論から言えば、そんなに必死にすすめる程とんでもなく良いとも思わなかったが、音程外した歌はクセになった。
結果、その後ライブをもう一回とメンバーが外でやっているユニットのライブを観に行って、ライブアルバムを二枚買った。

多分、この文章は「時間があったら観に行ってもいいかな、でも時間ない」という人が行くように仕向けるために使われるだろうから、そういう目的で書いてみようと思う。

そもそも、僕はライブ反対派だ。アルバムを家で聞いた方が作品として完成されているからだ。ライブって、大きい音でみんなで大騒ぎするから楽しいだけであって、聞いてるもの自体は劣化してるじゃん。と。で、ベルハーはアルバムバージョンの上手い歌よりも、ライブ行って聞いた方がよかった。そこのところを言い訳してみたい。

ベルハーの前知識としては「歌が下手」というのがあって、観るモチベーションとしてはどんなに下手なのか観て笑ってみようという感じだった。実際行ってみると初っ端から音程外してておおー外しとる外しとる。が、その日はワンマンで80分くらいあったので、段々慣れてくる。3D映画を観に行ってそのうち慣れて気付かなくなるのと似ている。慣れてしまうんだけども、3D映画って慣れてしまってもエンドクレジットになると急に平面になって違和感が出る。そんな感じでライブ行った後にスタジオ版を聞くと音程がしっかりしすぎてて、あれ?これじゃないよね。物足りないとなった。で、結局仕組みとして理解したんだけども、「歌が下手」っていうのはシズル感としての演出なんだと。

私事だが、最近一年くらいダンスを習ってた。一年かけて一曲通して踊れるようになったんだけど、ダンスって振り付けを覚えるのも大変だけどポジションというのが更に大変で、他のメンバーとぶつからないように一曲の中で移動しながら踊らなきゃならない。振り付けが決まっているダンスを踊ったことのある人ならわかると思う。

で、ベルハーに戻ると、このグループは持ち曲が結構多い。80分歌い続けてもやってない曲がまだまだある。更に、メンバーが休んだり一部メンバーだけで出演するイベントなんかもあって、歌うパートとポジションが結構変わる。歌以外の要素がかなり詰め込まれていてかなり大変なことになっている。ちなみに、ベルハーのダンスはとても上手いとまでは言わないが、かなり勢いがある。つまり「歌が下手」という状態の理由として、そんだけ大変ならしょうがないよね。という納得ができるようになっている。観る前に下手なの笑ってやろうって思ってたのは、アイドル=未熟=下手。という状態をめでればいいんだなと理解していたからなんだけども、実際観てみると、肉体的・頭脳的にそんだけ必死ならそりゃ下手にもなるよね。ということだった。当然、歌も上手くするという選択肢があるわけなので、下手になるに任せるっていうのは意識的な選択の結果だし、それは演出として成功していると思う。

つまり、ライブ行った方がいいっていう理由としては、そこ行って直に観ないと「大変そう」という状態を理解できないからなんです。

ちなみに、他のアイドルは観たことないので、かなり偏った情報で書いてます。他でも同じことなのかもしれない。AKBすら観たことない。家にテレビが無いもんで。

あと、実際行ってみたら思ったよりもこうだった、という瑣末な出来事をいくつか。

アイドル
女の子が歌って踊る様子を観て熱狂するなんてキモい。と思ってたけど、そもそもライブパフォーマンスというものに疑問を持っていて、ロック系のライブに行くたびに(今まで数回しか行ったことないけど)、みんなそんなに汗かいて飛んで叫んで、俺、全然理解できない。と思っていたので、それとそんなに変わらないなあと思った。あと、ベルハーは20代前後のメンバーなので、そこそこ大人なので、そういう意味でも心理的に楽だった。

ヲタ芸
アイドル現場ってヲタ芸とかみんなやっててついてけんだろうな。と思ってたけど、前述の通り他のロックの現場でも決まったフリとかあるし全く変わらん。あと、ベルハーの現場は激しいというのをベルハーヲタの人たちは標榜するけども、ま、他にもあるでしょ。盛り上がっている人たちはステージから離れるにしたがってフェードアウトして、後ろの方ではぼーっと観ている人もいるし。

ヲタ
キモいやつらがいっぱいいるんでしょ。いた。でもバンギャルとかいる現場と多分変わらんでしょ。そうじゃないジャンルでも訳知り顔で会話してる古参のファンなんていくらでもいる。

チェキ
別にやらなければよろしい。

ジャンル
曲のジャンルはかなり幅広いので、おそらく飽きることは無いと思う。

と、まあ最初にベルハーを観て感じたのはこんな感じなんだが。今の状況として言い添えておくと。

カイちゃん、マジ天才。

ひねくれまくったこと書いてるけど、最終的にカイちゃんに落ちていたのでシメシメという感じです


最後に挿話蒐集家/文筆家、平山亜佐子さんの感想
ライブはまだ3回だけど、誘ったオレも引くくらいハマってて、クソ熱量高いテキストをご寄稿いただいた
じゃ、9000字あるけどいくよ

「朽ち果てるまでは旅路」なんだよ! という話。

ベルハーについて書いてといわれたけど、むりだし意味わかんない。
あの体験、あの子たちについて言葉で表すとか絶対むり。
だからといっていろんな人に向けて「見ればわかる」とか「CD聴いて」とか言う気もない。
見ない人、聴かない人、そもそも知らない人は大損してるってだけ。
損したい人はすればいいんじゃん、そういうのかまってる余裕ない。

……って思ったけど、一応自分も「見ればわかる」と「CD聴いて」から入ったからその経緯と、ベルハー知らない人に向けてわかる範囲で紹介を書いてみようかなっと。

まず、経緯。
最初にこくまろに勧められたのはいつか記憶にないけど、一年くらい前なのかな。
「ベルリン少女ハートがいいんだよねえ」みたいな感じで何度か名前が出てきたから、念のためYouTubeでググってみたりはした、まあ、わたしも鬼じゃないし。
でも、たぶん、出てきた動画がたまたまよくなかったんだよね。
よくなかったって敢えていうけど、なんかすごい初期のいろいろ定まってない頃のやつとか、ファンが撮ったブレブレの映像で歌もよく聴こえないようなやつで「あーなんか、うん、よくわからん、いいや」で終わった。
それが多分数回あったと思う。
というか、これは今でも思うけど、ベルハーのYouTubeの動画ってけっこうハードル高い。
あの世界観にはまれてない人から見ると、あまりに盛り上がりすぎてて逆に距離を感じる。
今では全肯定なんですけどね。
でまあ、つかずはなれずだったんだけど、4月半ば頃かな、今年はこくまろの家を片づけるというミッションを負ってて、折りを見て行ってはモノをガンガン捨ててるんだけど(もちろん本人立ち会いのもと)、休憩してるときにふと、ベルハーのライブDVDが流れ始めたんだよね。
なんだろう、ほんとさり気なく、なんとなく流れ始めて、そういうの結構こくまろうまいんだけどBGMの感じで見るともなく見てた。
そしたら、だんだん「なにこれ」ってなってきた。
「なにこれ、なにこれ、なんかすごくない? すごいこと起こってない? え? え? 事件でしょ、これ。事件だわ、今事件を目撃してるわ」ってなってきた。
DVDは『鐘鳴少女心~BELLRING少女ハート・台湾単独公演~』だったから、台湾公演の「lowtide」とか「rainy dance」とか「サーカス&恋愛相談」とかの辺りだったかもしれない(また、こくまろが飛ばし飛ばしでキャッチーなのを流すんだよ)。
そんで、駄目押しがDisc-Bの「Live at AOMORI ROCK FESTIVAL ’15 ~夏の魔物~」ライブだった。
伝説の「asthma」で白煙筒焚いたやつね、YouTubeで検索窓に「ベルハー」って入れると「ベルハー asthma」「ベルハー 夏の魔物」って出るくらい有名になった公演。


2015夏の魔物 BELLRING少女ハート「asthma」歌詞付き
(念のため入れておくけど観なくていいよ。)

で、まあ、ズガガガガーーーーーン!!! って雷に撃たれたんだけど、とりあえずまんまとはまったって知られるのも照れくさいから、たぶんそのときははっきり言わなかった、と思う。
で、帰ってYouTubeに張り付いたよね。
ひたすら検索しまくり。見まくり。
あと、藤城アンナちゃんにベタ惚れしたけどすでに卒業してたってこともわかってきた(ってかそもそも『鐘鳴少女心』が卒業公演DVDでもあった)。
そんでCDが入手困難と聞いていたので恥を忍んで「音源聴かせて?」ってこくまろに言ってみた。
忸怩! こくまろに頼むとか! ないわ! 一生に一度か!
でも仕方ない。聴きたいし。
1st album「BedHead」、一曲目の「World World World」の冒頭、♪でもね~週末に~出した手がぁみ~追いかけたよ~ってとこでなんじゃこりゃあ! となった。
音はずれてる、発音が舌足らず、でなんか無理かもって。
でも、このはずれた音に異様に中毒性があって(リードヴォーカルがTIRAって台湾の子で舌足らずはわざとじゃないこともわかり)、気づくと「♪でもね~」が脳内再生されてることに気がついた。
そこからはライク・ア・ローリングストーン
もうどの曲もどの曲も脳内再生余裕。
正直、全曲好きってわけじゃない。
でも、そんなに好きじゃない曲でもふとフレーズが浮かんじゃうんだよね、なんだろうね、メロディーの魔術師かな。
歌詞もおかしいしね、「そこのけそこのけ/アヒルったらペロクワガーガー」だよ。
「昨今だもんチューニングじゃんじゃん食らう韻がない/拾う因果も皆無だからいいじゃん!」だよ。
よくねーよ、意味わからんし。

で、ここからライブの話になだれ込みたいんだけど、ちょっとその前に。
この調子で愛を語っていきたいのはやまやまだけど、ベルハーに出会う前のわたしの認識っていうか、偏見っていうのを恥を忍んで書いておきたいと思う。
ベルハーファンじゃない人が読む可能性もあるし(っていうかそういう人に読んで欲しい)、たぶんこの段階の人の方が多いと思うから。




これまでのわたくしの偏見

世間で「地下アイドル」なるものが活動しているのはぼんやり知っていた。
それはわたしのなかで、しばしば「オタ芸」や、ツインテールの美人ではないけど自意識だけはたんまりあるようなオタサーの姫的なアイドルとセットでイメージされた。
「元気をもらった」とか「頑張ってる女の子を応援したい」とか、一見綺麗ごとだけどどう見ても逃避やん、自分の人生を頑張れやと言いたくなるようなファンの建前もしゃらくさかった。
女の子があんまりかわいくない。
衣装とかメイクのセンスが合わない。
曲も予定調和。
オタクが気持ち悪い。
あと、ちょいちょい入る変なMCが本当にむり。
どこにも惹かれる要素がなくて、お近づきになりたくない世界だった。
でもこれ、ぜーーーーーんぶ一昔も二昔も前の秋葉系の地下アイドルのイメージなんだよね。
はっきりいって、古い。
そのことは、でもうっすらわかってはいた。
だって、地下アイドルのグループ名っていまや「せのしすたぁ」とか「sora tob sakana」とか「校庭カメラガールツヴァイ」とかですよ?
「水曜日のカンパネラ」や「キュウソネコカミ」と何が違うんだよって感じだ。
だけど、そうは言っても、やっぱりシャレオツなのは一部だし、なにより興味ないものをわざわざ勉強しようとは思わない。
なので、いくらお勧めされても「しょせん地下アイドルでしょ~?」と思ってた。
思ってました、そこは。
「ゆうても歌も下手だし、ダンスもバラバラだし、そういう芸のなさを笑顔とぶりぶりした振舞いでごまかしてるんでしょ~?」
はい、そうも思ってました。
わーーすいません! 懺悔します!
でも、ベルハー以外の地下アイドルには今でもちょっと思ってるかも。
わーーーーーーすいませんすいません!!


で、ライブね、行ったんですよ、ベルハーライブ。
わたし実はバンド組んでまして、なんだかんだ13年くらいやってるんだけど、人のライブって数えるほどしか行ったことない。
子供のころ中耳炎で鼓膜を破ったことがあるからか大きい音に弱いのと、まあ普通に腰が重いんですけども、だからベルハーのライブも実は2回、いや2.5回しか行ったことなくてまったく大きい顔できません(ていねい語)。
最初に行ったのは7月2日、朝10時から新宿「club SCIENCE」にてライブ(といってもベルハーはトリで出番は12時半頃)、その後16時半から新宿のタワレコでベストアルバム予約をして整理番号付入場券をもらい、18時からインストアライブという、しょっぱなから一日で二度見る体験してしまった(全2.5回の0.5回はインストアライブのこと)。
ちなみに午前中のライブで人生初チェキを体験、タワレコでは全握(メンバー全員と握手)&全チェキ(全員と一枚のチェキにおさまる)体験というてんこもりの一日。
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その日は情報量が多すぎてあんまり自分の中で整理できなかった。
音源とライブとチェキってのはそれぞれまったく別の体験で、今まで封印してたいろんなところのチャクラが勝手にバンバン開くので、把握が追いつかない。
自分がどんな立場で来てるのか、自分は何者なのかってことを問われるんだよね。
いや、誰も問うちゃいなんだが、自分が問うてる。
これを見て、これを聴いて、お前はどうするって言われてる。
で、どうしようどうしよう、乗るしかないこのビッグウェーブに!(暴発)ってなるのがすごく楽しい。
で、まあライブは体験したけど、しばらくは自宅で音源を楽しむマンに逆戻りしていた。
その間、こくまろはアホみたいに(とあえて言おう)ライブに通ってて何度も誘われたし行きたいとは思ったけど、新しいバイト始めたりとかいろいろタイミングが合わずそのうちそのうちと思っていたら、10月10日ですよ、運命の。
あーやんソロ活のため脱退、みずほ引退、12月31日で活動一旦休止。
はあ~~~~~~~~?????!!?????
ベルハーには何度も「意味わからん」と思わされてきたけど(良くも悪くも)、最大級の「意味わからん」ですわ。
で、11月1日に行ってきた。
六本木「Super Deluxe」で行われたVMO『Catastrophic Anonymous』リリパで、出演はおやすみホログラム、ベルハー、VMO / Extreme Precautionsという不思議ラインナップ、それなら行きたいという初見の友人3名も加わって総勢5名。
ベルハー、すごかった。
すごいなんてもんじゃなかった。
宗教の現場ってやつですねあれは。
前に見たのは午前中だったのとインストアだったので抑え気味だったんだろうし、11月のは休止前のカウントダウンってのと仕事終わりに駆けつけたヲタちゃんが大勢いたからか、なんかすべてが前回とまったく違った。
おまいつのこくまろに言わせれば、その日のベルハーはイマイチだったらしいけど、こちとら毎回観てないから全然キニシナイ。
初見の友人も虜になって早速チェキに並んでホクホク、帰宅後にハイレゾで全曲DLしてて笑った(きっとその人もレポを書いてくれるはず)。

でねー。
ここからベルハーの紹介。
(知ってる人は今さらなので飛ばしてください)

まず【名前】(そこからか)。
「ベルリン少女ハート」って耳で聞くとドイツのベルリンを思いだすけど、実は鐘が鳴るBELLRINGなんすよね。
といいつつ「ヴァント!」みたいな曲があったりするけど(ドイツ語で西と東が一緒になって、みたいな歌詞です←超訳)。
でも最初に『鐘鳴少女心』のDVDみたとき、藤城アンナちゃんがひとりだけ茶髪おかっぱでしかもハーフだったからベルリンの少女(ワイマール後期のモダンガール的な)感を醸し出してて、ベルハー素敵! キャーッ!てなったのは大きい。
実際にはもうアンナちゃん退団してたけど。
そもそもドイツのベルリンでもなかったけど。
まあでもいいですよ、このド腐れた世界にジャカスカ鐘を鳴らしまくってくれよ、天使たち。

【メンバー】
やっぱり、誰がどういう子かわかんないと肩入れしにくいと思うのでざっくり。

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・柳沢あやの(あーやん)
ベルハーのなかで一番のお姉さん。なのに、泣き虫。だけどアイドル歴が長いだけあって根性が座ってる。ベルハー現場は他では禁止されてるリフトとかモッシュとかの危険行為がわりと見逃されてる(許されてるとは言わない)のも、あーやんの爆発力の影響が多大といわれている。

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・朝倉みずほ(みずほ)
みずほ is ベルハーといわれるほどの圧倒的存在感。お雛さまみたいなルックスに得体のしれないパワーを秘めた女の子。声も唯一無二。アイドルアイドルした雰囲気がないので、みずほを見つけた田中Dの眼力には合掌しかない。

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・カイちゃん
美人で歌がうまい。けど、人見知りで前に出るのが苦手な性格。そんな子が舞台でははじけるからすごい。ご両親の影響で実はサブカルエリートとの噂だが、それも出さない。先日、ムーンライダースとの共演で一緒の写真撮っててとっても嬉しそうだったのが印象的。元「たま」石川浩司、「あヴァんだんど」の宇佐蔵べにと3人でユニット「えんがわ」結成。

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・甘楽(かんら)
とにかく努力家。実は空気読み。繊細な子だけど、たぶんそういうの言われたくなくて、豪快さんに見られたいタイプ。素人時代にコスプレ写真集を自費出版していたことは黒歴史認定ぽい(かわいいのに)。9月15日から3日間、原宿デザインフェスタギャラリーにて初個展「MY GIRLY」開催。

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・仮眠玲菜(れーれ)
腰までのサラサラヘアーが印象的な正統派美少女。鹿児島出身で地元でアイドル活動を経てベルハー加入。退路を断っての上京で根性は人一倍。チェキなどの対応が神すぎるので新規はれーれをお勧め(はい、新規なのでれーれ行ってます)。

【衣装】
ベルハーの衣装は神だよね。
セーラー服に体育館履き、黒い羽、黒髪のおかっぱかロング(腰まである子もいるよ)。
これ、意外と男性より女性の方がツボかもしれない。
一見、ロリ系・ゴス系に見えて、まあそういうの好きな人はいいけどわたしは苦手なので「大丈夫かな」って思ったけど、大丈夫だった。
あの衣装とスタイルは、わたしのなかでは「女性性」そのもの。
少女とか、天使(悪魔)とか、カラスとか、まあ直接的にはそう見えるんだけど、んーこの辺は自分が女だからってのもあるんだろうけど、彼女たちを見ていてあのくらいの年齢だった自分を思いだすし、その頃の不安だったり無敵だったりする心の揺れをまんま表してる衣装だと思う。
ミニスカートと体育館履きも、エロさより動きやすさ重視って感じ。
エロすぎず、ロリすぎず、作り込みすぎず、微妙なバランスを保った何ものにも換えがたい衣装なので、永遠に変えないで欲しい。
変えたらそれはもうベルハーじゃない。とすら思う。
変えるなら、あれを超えて欲しい。

【歌】
歌は下手ですよ、ベルハーは。
ってかねー下手かどうかとかほんっとどうでもいいんだけど、人に聴かせると例外なく全員が「歌が下手でびっくりした」っていうからこっちもびっくりして、あ、そういや下手だったかもって思うだけだけど。
で、それなんでかっていうと、ほぼ地声(表声)で歌わされてるんですよ。
地声で高い音を出すのは本当にきつい。
普通に音程外す。
だけどこのギリギリの感じ、音のゆらぎみたいなものが疾走感や焦燥感や刹那的な雰囲気をビンビンに醸し出してるんですね。
だから、外れた音なんてむしろプラスでしかない。
っていうか、みんなバキバキにお直しした音に慣れすぎてるんだよ、歌が歌えることになってる歌手だってドーピングしまくってるからな。
そんな、アプリで盛りまくったような美人見て嬉しいか?
ちょっとくらいニキビがあっても生写真の方が断然価値があるだろ?
むしろニキビはプラスでしかないだろ?
この子たちだってカラオケとか歌わせたら普通に上手いからな? なめんなよ?
(まちょっと下手な子もいるけど、いいってことよ)
ただ、気になってるのはあんまり無理な発声させてると声帯にポリープできるので、万一できたら田中Dの自腹で手術を受けさせてあげてください。

ダンス】
やばい。
あのーなんだろ、これもね、いわゆる上手いとかじゃない。
パフュームみたいに切れが良くて一糸乱れないとか、ハロプロみたいにフォーメーションすご! とかそういうとこでは勝負してない。
とにかく全身全霊、全力投球。
鬼気迫る勢い。
振り付けもすごい。
有名どころでは「サーカス&恋愛相談」のサビのブルブル。
濡れた犬が水気を飛ばすために身体を震わせる、あれ。
顔見えない、歌えない、で常識的にはアイドルの振り付けじゃないんだけど、天才としか言えない。

(サビは1:25~と2:55~)
ほかにも「G.I.G.A.B.I.T.E.」の大縄飛びとか、あとは細かくて伝わりづらいので割愛するけどぶっとんだ振り付けもベルハーの見どころ。

【楽曲】
ベルハー楽曲は「60年代レトロサウンド」とか「サイケデリック」とか「グランジ」「エレクトロニカ」などなど言われるけど、ジャンルとかよく知らん、ごめん、その辺りはこくまろが詳しいから譲るけど「c.a.n.d.y.」がBlurの「song2」そっくりってことからわかる通り、田中DはUKロック好きらしい。
わたしは好きな音楽が偏りまくり(ブラジル、フランス、ハンガリーとか)で体系的に聴いてないので、あとロックの知識が壊滅的にないのでそういうのスパっと言えないけど、とにかく楽曲が面白すぎて、良すぎて、それでもう「地下アイドル」とか歌下手とかどうでもよくなっちゃったところがある。
ライブ行かなくてもかなり満足できてるのは曲がいいから(歌詞も好き)。
コラージュ的な手法が好みってのも大きい。
わたしはピチカートファイブ世代なので、田中紘治は小西康陽後継者だと勝手に思ってる。
あと一時期めちゃはまったバンドにCKBことクレイジーケンバンドがいて、コラージュ的手法って意味ではかぶるので、ぜひ一度ベルハーとコラボってほしい。
というか、田中Dはメンバーのやる気がどうとか言ってないで、そういうのはアラサー女マネージャーでも雇って任せて曲とかアルバム作りに専念してほしい。
そんでバンバンいろんな人に楽曲提供してお金稼いでベルハーにつぎ込む方針でひとつ。

【ライブ】
ライブに関しては、正直まだ言語化できる自信がない。
前に書いた通りたった2.5回しか行ってないし、そのうちの1.5回はイレギュラーなライブだったから。
でも、なんで音外れまくり、ダンスばらばらでこんなにもみんな見に行くのかっていうと、そこじゃないからなんだよね。
基本的にベルハーは技術じゃない。
でも技術じゃないところで面白いって本物だと思う、普通は見てられないもの。
全力で踊る、全力で歌う。
MCほとんどなくて、ぶっ通しで90分とかある。
体力、気力が尋常じゃない。
そういう極限状態の女の子たち見てる間、頭に浮かぶ言葉は「かわいい」しかない。
こう書くと少女だからかわいいのかと思われがちなんだけどそうじゃなくて、生き物としてかわいい。
なんなら、動物としてかわいい。
存在がかわいい。
汗を飛び散らして、太ももを振り上げて、髪の毛ぐるぐる回しながらド迫力で舞い踊るんですよ。
そんで ♪燃え上がる恋など知らない~ とか歌うんですよ。
最高かよ。
イエス、最高です(言語化に失敗)。

【ファン】
いわゆるヲタク、ヲタちゃんたちですが、わたしはこくまろと行くからか不愉快な思いをしたことは一度もないです。
おまいつさんたちも新規にフレンドリーで、チェキ列なんかも全然殺気立ってない。
物販行く間ここ見ててとかお互いに譲り合ったりしてすごくいい雰囲気です。
ライブ中も、モッシュやリフトは最初はびっくりしたけど、真ん中辺にいなければ巻き込まれずに平和に見られます。
地下アイドルのファンというとなんとなく怖かったけど、そんなイメージは覆されました。

【チェキ】
チェキというシステムはすごいですね、考えた人はすごいと思う。
まずアイドルと触れ合える、喋れる、あまつさえ一緒に写真に写れる。
この奇跡を表すには、もうスピードワゴンの小沢の名言を引くしかない。

地球上に今さ、人口って何人いるか知ってる?
63億人いるの。
63億人に一人一秒しか会わなくても180年かかるの。
それを俺たちどう?
出会って5分以上経ってる。
奇跡! 乾杯!

ほんこれ。
ただ、チェキって一緒に写れることに舞い上がってだいたい変顔になるから、こんなことならアイドルワンショットの方がいいわーってなるけど、やっぱりまた撮るときは嬉々として写ってしまうんだよな。
悪夢! 乾杯!

……とまあ、勢いにまかせて好きに書きましたが、ド新規なのにちょいちょいウエメセでなんかほんといろいろすみません。
まあ、地下アイドルを初めて好きになった人の戯言と流していただければ幸い。
ただ、ベルハーを愛する気持ちに偽りはないっ!
これだけは言えるのであります。

12月31日をもって一旦休止になるベルリン少女ハートさんではありますが、オーディションも進行中ですし、新メンバーも加入して必ずやパワーアップして不死鳥のように舞い戻ってくれることを期待して、座して待ちます。
あ、座してるだけじゃなくてライブは行きたい。
だってだって、

情熱を失うことは 此レ即チ消滅デス 
             『BEYOND』

だからね。
消滅はしませんよ、まだまだ。

このシリーズ続きます

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