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東京とチェンマイを行ったり来たり

安田さんのアニメ修行

 

45歳からのアニメ入門<1> 「謎の彼女X」「まどか☆マギカ」「とある科学の超電磁砲」「とらドラ!」 - 安田理央の恥ずかしいblog

 

ここで触れられている「とある科学の超電磁砲をオススメしたのはオレ含めたアニメ好き3人なのだが、その理由は自分たちが好きだったのはもちろんだが、やはり今時のアニメのどまんなかを見てほしかったからだ。萌えあり燃えあり中二設定ありでその時は満場一致でこれならだいじょうぶと思ったのだが浅はかだった。

 

安田さんのブログにあるように前半12話の時点でギブアップしてしまったのだ。

「そう言わずに最終回まで見てよ」という気持ちもないではないが、ダメだった理由が「いい大人が見てるのに子供が主人公の話ばっかりというのは、やっぱりちょっと変なんじゃない」、「超能力とか精神系の話になると、ルールが徹底されないのが物語を読んでいく上でカタルシスに欠ける」と言われてしまえばしょうがない。

特に前者を言われてしまうとどうしようもない。大人が主人公のアニメもないではないけど「萌え」は難しい。


自分に関して言えば主人公が「少女」であるのはある種萌えアニメの「フォーマット」なのでスルーできている。
後者の「超能力とか精神系の話になると、ルールが徹底されないのが物語を読んでいく上でカタルシスに欠ける」というのは、要は設定の強度・リアリティの話だと思うのだが、もちろんオレも「少女が宇宙を救う」なんて話しにリアリティがあるなんて思っていないし、ぬるい設定をツッコむのもオタ同士の楽しみなわけだが、それが原因で冷めるとか魅力が損なわれるとかはあまりない。

萌えアニメの特徴は、設定の整合性を犠牲にしてでも、 さらに言えば故意にリアリティをなくして萌え(性と言ってもいい)を機能的に働かせるところにあると思うからだ。

 

 

だから「いい大人が見てるのに子供が主人公の話ばっかりというのは、やっぱりちょっと変なんじゃない」というのはまったくもって正しいのだ。

それに対するオレの答えは「だって大人が主人公だと萌えないじゃん」の一言なのだが。

 

上記2つの問題はどちらも「そんなの現実にありえない」だと思う。これを突き詰めればノンフィクション・ドキュメンタリーしか楽しめないことになるが、もちろんそんなことはなく、みな「ここまではだいじょうぶ」、「こっち方面ならだいじょうぶ」と線を引いているのだと思う。

 

オレはその線が限りなく緩いのだとは思うけど例えば実写アイドルのぬるい演技とかは気になってしまってドラマ自体をまったく楽しめない。たぶん同じようなことだと思う。
エンターティメントの楽しみ方はひとそれぞれなので、「そんなの気にならないよ」とか「こだわりすぎだよ」などという意見はあまり有効ではない。オレも「ジャニーズ」とかはまったく楽しめない。

 

とここまで考えた上で「萌え」がわかるようになりたいという安田さんの希望を満たすには、「とらドラ」「TARI TARI」のような極端なハーレム要素の少ない(男性キャラが複数おり、主人公以外の男性の恋愛も描かれる)リアル学園もの、「けいおん」のような男性がほとんど出ない日常もの、ギャグもの、くらいしか残されていないような気がする。
なのでもう一度チャンスをください!ということで「とらドラ」オススメしてみた。

 

45歳からのアニメ入門<2> 「とらドラ!」、そして師匠との対話。 - 安田理央の恥ずかしいblog 

 

どうやら気に入っていただけたらしくてうれしい

ただ、オレもアニメ見始めてたかだか5,6年なので師匠は恥ずかしい、、、

 

さて、次はなにをすすめようかなあ、、