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東京とチェンマイを行ったり来たり

PITCHFORK年間ベストの上位聞いてみた

【PITCHFORK】年間ベストの上位聞いてみた
pitchfork.com

NMEとかぶってるのも多いね


1. Solange - A Seat at the Tabl ★★★★★
ビヨンセ妹8年ぶりのソロ。とにかくミックスがすごい。生楽器と電子楽器がお互い喧嘩せずにすごい鳴りをしている明らかに別次元のサウンド。そこに姉に負けず劣らず素晴らしいソランジュの声が溶け込んで極楽空間に。。やっぱラファエル・サディークすげえなあ、、、
http://bmr.jp/feature/168657

2. Frank Ocean - Blonde ★★★
(既聴)各所で大絶賛された最新型のR&B。すごいのはわかるけどいまいち好みじゃないかな

3. Beyoncé - Lemonade
ストリーミングサービスに提供されていないので聞けず

4. David Bowie - Blackstar ★★★★★
(既聴)遺作であることをさっぴいても大傑作。静謐でアヴァンギャルドで力強くて美しい

5. Kanye West - The Life of Pablo ★★★★
(既聴)過去作に比べ革新性は薄いがそれでもさすがの仕上がり

6. Chance the Rapper - Coloring Book ★★
ミックステープが売れ、カニエにフィーチャリングされて話題になったシカゴのラッパー(23歳)。カニエ、ジャスティン・ビーバー、リル・ウェインなど豪華ゲスト参加。とは言え伝統的R&B臭が強くて好みではない

7. A Tribe Called Quest - We got it from Here... Thank You 4 Your service ★★★
(既聴)すべてのヒップホップアーティストで3本指に入るほどATCQは大好きだ。で、復活作。うれしくないわけがない。けど、、、なんかピンと来ないんだ。もちろん悪いわけじゃない。でも何度聞いても「さいこう!」とはならない。なんだろう、わからない、なんだろう。もっと何度も聞けばよくなるんだろうか。うーんわからない

8. ANOHNI - Hopelessness ★★★★
ルー・リードのバックボーカルをやってたという女性シンガー。一瞬性別がわからなくなる低くスモーキーな歌声に一発で引っ張られる。エレクトロニカを通過した音の作り込みもすごい。ハドソン・モホークとやった「4 Degrees」て曲がすごかった。
http://www.ele-king.net/interviews/005102/

9. Angel Olsen - My Woman ★★★★★
Bonny Prince Billyのバックボーカルをしてたというミズリー出身のシンガーソングライター。期待通りのアメリカンゴシック風味。湿り気のある歌が心地いい

10. Radiohead - A Moon Shaped Pool ★★★★
(既聴)昔は嫌いだったんだけど最近になって1stから聴き直してみたらメソメソ感がわりと気に入ってきたRadiohead。新作も意外性はあんまりないけどなんだかんだよく聴いた。すごい好きじゃないけどこれはこれでいいんじゃないかという感じ

11. Danny Brown - Atrocity Exhibition ★★★★★
(既聴)前作も衝撃的だったデトロイトの変態ラッパー4枚目。とにかくトラックもフローも圧倒的。今年いちばんよく聴いたヒップホップアルバム。B-Real、Kendrick Lammerも参加

12. Bon Iver - 22, A Million ★★★★★
サックス、電子音、ノイズなどが重層的に飛び交うトラックにエフェクトされたボイスがかぶるかなり攻めたサウンドではあるんだけど、メロディーはあくまで穏やかで美しいので耳にはやさしい。前作もすごかったけどこっちのが好み

13. Anderson .Paak - Malibu★★★★
(既聴)Dr.Dreの「Compton」参加で注目されAftermathと契約したシンガー/プロデューサー。テクニカルかつ温かいオーガニックなR&Bだけど確実にヒップホップも飲み込んでおり、D'Angeloよりも風通しのいいところが好み。WWWXでライブやったんだね。行きたかった

14.Blood Orange - Freetown Sound ★★★★
スカイ・フェレイラ、ソランジュ、FKAツイッグスのプロデューサー、デヴ・ハインズのプロジェクトだそうだ。
いろんなボーカリストを起用した陽性ファンク、R&Bでとてもきもちい。ちょっとプリンスを感じる

15. Nick Cave & the Bad Seeds - Skeleton Tree ★★★★★
(既聴)不穏なロック・ブルースやらせりゃ世界一。安定という言葉は似合わないけどあいかわらずのニック・ケイブ

16. Kendrick Lamar - untitled unmastered. ★★★★★
(既聴)やっぱり本年度ベストだな

17. Leonard Cohen - You Want It Darker ★★★★
(既聴)R.I.P.

18. Mitski - Puberty 2 ★★★
日米ハーフのシンガーソングライター、ミツキ・ミヤワキのソロプロジェクト。異国で暮らすアジア人女性のアイデンティティーを歌ったりしてるらしい。オルタナ風ラウドギターが鳴る曲もあり悪くない
https://youtu.be/EJ0O2vDT0VE

19. ANTI - Rihanna ★★★★
珍しく電子音がほとんどないフォーク調の「Never Ending」、ちょいオールディーズぽい「Love on the Brain」あたりの後半がすごくよかったな。本当に歌がうまい人なんだなあと。もちろん前半のイケイケモードも大好き

20. Sirens - Nicolas Jaar ★★★★
冒頭の長尺曲でアンビエントエレクトロニカかと思ったら2曲目からビート入ってきた。その後も変なサックス入ったノーニューヨークっぽい音にプレスリー風ボーカル入ってきたり、フォルクローレになったり、ブルーベルベットドゥーワップになったりグッチャグッチャでおもしろい。あ、Darksideの人かあ、、
http://www.ele-king.net/review/album/005396/
http://amzn.to/2hrLNN2

21 JEFFERY - Young Thug ★★★
曲名がワイクリフ・ジーン、スウィズ・ビーツ、カニエ・ウェストと人名が連なってるが意図はよくわからない。音は今時のトラップ風メロウヒップホップでまあ特に好きではないな

22. YG - Still Brazy ★★★
本来のタイトルは「Still Crazy」なのだが、彼はLAのギャングBloodsと関係を持っており、敵対関係にあるCripsの「C」をBloodsの「B」に無理やり変えて「Still Brazy」としたそうだ。音は西海岸ギャングスタラップのお手本みたいな感じでたいしておもしろくない。ちょっとT.I.みたいだな、、

23. Jenny Hval - Blood Bitch ★★★★
ノルウェーの女性シンガー・ソングライター。1970年代のホラー映画インスパイアらしい。基本耽美エレクトロニカなんだけどノイズ要素強くタブラ使った曲など結構バラエティーに飛んでておもしろい。