rickdom

東京とチェンマイを行ったり来たり

NME2016BEST ALBUM試聴

昔はアホほどCD買ってたけどいまはもうアイドル以外はほとんど買うことがなくなった
それでもいちおう今の流れは知っておきたいので毎年この時期は各誌の年間ベストをストリーミングサービスで律儀に聞くという作業をしている

www.nme.com

おいまだ1ヶ月もあるぞと思いながらもNMEがもう出してきたのでBEST20の一言感想


1.The 1975 – I Like It When You Sleep For You Are So Beautiful Yet So Unaware Of It ★★
あんまり刺さるとこないよくあるUKロック。不快ではない

2.Kanye West – The Life Of Pablo ★★★★
(既聴)過去作に比べ革新性は薄いがそれでもさすがの仕上がり

3.Christine And The Queens – Chaleur Humaine ★★
フランスで人気の女性シンガーらしい。今時の音を取り入れて入るけどさほどよいとは思わない

4.Skepta – Konnichiwa ★★★★★
UKグライムダブステップシーンのMC。ブリストルっぽい暗くて重いトラックとやるせないラップがハマっている。このあたりのシーン、もっと知りたいんだがなかなかなあ、、

5.Kaytranada – 99.9% ★★★★★
カナダ人DJ、 プロデューサーのLouis Kevin Celestin。キラキラハウスからヒップホップ、R&B、ラテンまでごちゃまぜて楽しくきもちいい

6.David Bowie – Blackstar ★★★★★
(既聴)遺作であることをさっぴいても大傑作。静謐でアヴァンギャルドで力強くて美しい

7.Diiv – Is The Is Are ★★★★
「ダイヴ」って読むのか、ぜんぜん知らなかった。基本は初・中期Primal Screamのような疾走メロディアスロックなんだけどPavementSonic Youthの血が確実にながれててツボ。例えが古くてすまん

8.Iggy Pop – Post Pop Depression ★★★★
正直近作はまったく聞いてなかった。ギターがジョシュ・オムなんだな。表面的な激しさはないがさすがの貫禄

9.Chance The Rapper – Coloring Book ★★
ミックステープが売れ、カニエにフィーチャリングされて話題になったシカゴのラッパー(23歳)。カニエ、ジャスティン・ビーバー、リル・ウェインなど豪華ゲスト参加。とは言え伝統的R&B臭が強くて好みではない

10.Frank Ocean – Blonde ★★★
(既聴)各所で大絶賛された最新型のR&B。すごいのはわかるけどいまいち好みじゃないなあ

11. Beyonce – Lemonade
ストリーミングなし?

12. Sunflower Bean – Human Ceremony ★★★★
男女ボーカルドリームポップにシューゲイザー振りかけた感じでまあ轟音控えめのマイブラなんだけどとっても好み。このへんの音リバイバルきてるのかな?


13. Angel Olsen – My Woman ★★★★★
Bonny Prince Billyのバックボーカルをしてたというミズリー出身のシンガーソングライター。期待通りのアメリカンゴシック風味。湿り気のある歌が心地いい

14. Jamie T – Trick ★★★★
ロンドンのシンガーソングライター、ラッパーの1曲目、Enter sandman風のリフに乗って叫ぶTinfoil Boyで掴まれる。パンク・オルタナを基調にいろいろ混じってて楽しい。後半は普通の曲が多くて★1個減

15. Kano – Made In The Manor ★★★★
ロンドンのラッパー。グライムギャングスタラップのチャンポンみたいな曲(Hail)からスタート。ラッパーによくある半生を語る感じのライムだと思うけど悲壮感すごい。6年ぶりの新作らしいけどUKラッパーぜんぜん知らないから新鮮だった。デーモン・アルバーンも参加


16. Danny Brown – Atrocity Exhibition ★★★★★
(既聴)前作も衝撃的だったデトロイトの変態ラッパー4枚目。とにかくトラックもフローも圧倒的。今年いちばんよく聴いたヒップホップアルバム。B-Real、Kendrick Lammerも参加

17. Drake – Views ★★★
(既聴)嫌いじゃないけど内省的エレクトロがほとんど。もうちょっとアッパーな曲増やしてほしかった。尺も長すぎ

18. Tegan And Sara – Love You To Death ★★★
カナダの双子ポップデュオ。キラキラしたシンセポップでBGMとしては悪くない。アルバムの短さもいい。歌詞はLGBTの主張とかそういうのぽい

19. White Lung – Paradise ★★★★
バンクーバーの女2、男1パンクバンドの4枚目。やかましいギター、疾走するリズム、L7をドストレートにして高速化した感じで最高。10曲28分という清さ。

20. Lady Gaga – Joanne ★★★★
え?なに?普通のロックやってる。しかもかなりいい。びっくりしたな

めんどくさいからアフィとか貼りません