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東京とチェンマイを行ったり来たり

中二病でも恋がしたい

氷菓」に続く京アニ作品

原作は一応ラノベだが京アニが主催するコンテストの入賞作なのでほぼオリジナルと言ってもいいだろう。

いわゆる中二病(アニメやゲームに影響された痛い言動)全開の女の子、小鳥遊六花(たかなしりっか)と、高校デビューをきっかけに中二病を卒業した男の子、冨樫勇太を軸とするラブコメディー。

中二病キャラの痛おもしろ言動、過剰に動きまくりの妄想バトルシーン、主人公2人と脇役(凸森、モリサマー、クミン先輩)の魅力、さすが京アニクオリティ。安心して楽しめる娯楽作品だわい、と最初は思っていた。

 

だが、オレは甘かった。前半6話は単なる序章だ。

あとで気付くのだが、この作品は前半6話をコメディー、後半6話をラブストーリーにパッキリ振り分けた構造になっている。

で、本番は後半の7話以降だ。ヒロイン六花が中二病を患った原因、家族の事情が明らかになると同時に主人公勇太への恋心も自覚するようになる。ここから青春純愛ストーリー全開になる。特にクライマックス3話のシリアス畳み掛けはすごかった。中二病からの卒業。 卒業? 本当に卒業するの?

もちろんオレもかなり重篤な中二病患者であったためもう泣ける泣ける。

あと元中二病の主人公勇太に福山潤をキャスティングした人えらい。もちろん典型的中二病(患者が憧れる)キャラクター「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア(コードギアス)」を下敷きにしているのだが、最終回の決め台詞とか本当かっこよかった。

氷菓」が自分的にイマイチだったため少し評価(押韻)が下がり気味だった京アニ。すいませんでしたー!石原・花田コンビはなんだかんだすげえや。

 

 
TVアニメ『中二病でも恋がしたい!』PV

 

オフィシャルサイト:http://www.anime-chu-2.com/